オスグット病 〜子どもの膝の痛みを理解し、適切にケアするために〜
カラダの悩み・症状コラム
第1章 はじめに
お子さまの「膝の痛み」、見過ごしていませんか?

ある日、部活やクラブ活動から帰ってきたお子さまがこう言います。
「なんか、膝の下が痛い。」
「ジャンプしたらズキンとするけど、我慢すれば大丈夫だと思う。」
親としては「成長痛かな?」「とりあえず様子を見よう」と考える方も多いかもしれません。
確かに、成長期には骨や筋肉のバランスが変化し、さまざまな部位に痛みが出ることはよくあります。
しかし、その「膝の下の痛み」は単なる成長痛ではないかもしれません。
特に、スポーツを頑張っている小学生や中学生によく見られるのが「オスグッド病」という成長期特有のスポーツ障害です。
オスグッド病は、放っておくと痛みが長引き、練習に参加できなくなったり、膝の変形を残すリスクもあるため、
早期の対応が非常に重要です。
そして何より、お子さま自身が「好きなスポーツを思いきりできない」ことにストレスを感じ、
精神的にも大きな影響を受けることがあります。
このコラムでは保護者の皆さまに向けて、オスグッド病の基礎知識から、
ご家庭でできるケア、そして整骨院での対応までをわかりやすくお伝えします。
お子さまの未来のために、正しい知識を持ち、早めに行動することが何よりのサポートになります。
一緒に、お子さまの健やかな成長とスポーツライフを支えていきましょう
第2章 オスグッド病とは?
成長期特有の膝の障害
オスグッド病は、正式には「オスグッド・シュラッター病」と呼ばれる、成長期の子ども特有に起こる“膝のスポーツ障害”です。
特に小学校4~6年から中学生くらいの年代に多く見られ、スポーツを頑張っている子に発症することがよくあります。
どんな症状?

オスグッド病の特徴的な症状は、膝のお皿の下(脛骨粗面)に痛みや腫れが出ることです。
次のようなケースに当てはまる場合、オスグッド病の可能性があります。
- 膝の下を押すと痛い
- ジャンプやダッシュの動作で痛みが出る
- 膝をつくと痛がる
- 休んでいると楽になるが、運動すると再発する
- 膝下がぽこっと出っ張ってきた
このように、オスグッド病は動作時の痛みと膝下の骨の突出が大きなサインになります。
どうして起こるの?

子どもたちの骨はまだ完全に成長しきっておらず、「成長軟骨」と呼ばれる柔らかい部分が残っています。
この柔らかい骨の部分に、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)から強く引っ張る力が加わると、膝下の骨が刺激されて炎症が起こります。
特に、ジャンプやダッシュを繰り返すスポーツ(サッカー・バスケットボール・バレーボール・陸上など)をしているお子さまは、
大腿四頭筋の力が強く使われるため、膝下の骨に大きな負荷がかかります。
成長期で骨が未成熟なうえ、過度な運動やストレッチ不足が重なると、オスグッド病は発症しやすくなります。
男の子に多い?女の子はならないの?

実際には男の子に多く見られる症状ですが、近年は女の子でも部活動やクラブチームで激しく運動する機会が増えたため、
女の子でもオスグッド病になるケースが増えています。
痛みの感じ方には個人差がありますが、どの子にも共通して言えるのは、
「がまんせずに、早めに対応することが大切」だということです。
第3章 なぜ起こる?
原因と身体の仕組みを解説
オスグッド病の症状を理解するためには、成長期の子どもの身体がどのように変化しているかを知ることがとても大切です。
この章では、オスグッド病が起こる背景や、体のどこに負担がかかっているのかを、保護者の方にも分かりやすく解説していきます。
成長期の子どもの骨はまだ「未完成」

まず前提として、子どもの骨は大人とは違いまだ成長途中です。
特に膝下の骨(脛骨)の上部には、「成長軟骨」と呼ばれるやわらかい組織があります。
この部分が将来的に硬い骨に変わっていくのですが、成長期の間はまだ不安定で、衝撃や引っぱる力に弱いという特徴があります。
オスグッドの原因は“太ももの筋肉の引っぱる力”

オスグッド病が起こる主な原因は、太ももの前側にある「大腿四頭筋」の緊張です。
この筋肉は、膝を伸ばすとき(ジャンプ・ダッシュ・キックなど)に大きく使われる筋肉で、
膝のお皿(膝蓋骨)を通して、膝下の骨(脛骨粗面)にまでつながっています。
激しい運動を続けていると、大腿四頭筋が硬くなり、筋肉が短縮して常に引っぱるような状態になります。
するとその力が、まだ柔らかい成長軟骨に直接伝わり、炎症や痛みを引き起こします。
特に、次のような環境はリスクを高めます
- 急激に身長が伸びたタイミング
- 毎日ハードな練習が続いている
- ウォーミングアップやクールダウンが不十分
- 練習後に太ももが張っている
- 休むタイミングがない
成長のスピードに筋肉がついてこない

身体は成長するにつれてどんどん背が伸びますが、骨の成長スピードに対して、筋肉や腱の柔軟性が追いつかないことがあります。
このアンバランスこそが、オスグッド病の一番の引き金です。
たとえば、身長が急に伸びたとき、筋肉や腱が引っ張られて硬くなることで、膝にかかる負担も一気に増加します。
これは、どんなに運動神経の良い子でも避けられない、生理的な変化なのです。
成長期+運動量の多さ=オスグッドの発症リスク

つまり、オスグッド病は「成長している+頑張っている」お子さんほどなりやすい障害です。
決して怠けているわけでも、身体が弱いわけでもありません。
むしろ一生懸命に練習している証拠とも言えるのです。
だからこそ、親としては「まだ若いから回復するだろう」と楽観せずに、
お子さまの声に耳を傾け、必要なサポートをすることがとても重要です。
第4章 見逃さないで!
オスグッド病の初期症状と進行のサイン
オスグッド病は、早期に気づき、適切な対処をすることで悪化を防ぐことができます。
しかし、子どもたちは多少の痛みであれば「まだ大丈夫」と我慢してしまうことが多く、つい見過ごされがちです。
この章では、親御さんが知っておきたい「オスグッド病の初期症状」や「進行した場合に見られるサイン」について解説します。
初期症状は「膝の下の違和感」

最初の段階では、以下のような軽い違和感や痛みを訴えることが多いです。
- 「膝の下がちょっと痛い気がする」
- 「走ったあとだけズキズキする」
- 「正座がしにくい」
- 「触ると少し痛い」
この段階では、痛みは運動後や夜に出る程度で、安静にすると自然に治るように見えることも多く、
親御さんにとっては「そのうち治るだろう」と思いやすい状態です。
ですが、この時点で筋肉の張りや柔軟性低下が進行している可能性があり、継続して練習を続けると悪化のリスクが高まります。
痛みが強くなると日常生活にも影響

オスグッド病が進行していくと、以下のような明らかな症状が出てきます。
- 運動中だけでなく、日常生活でも痛みを感じる
- ジャンプや階段の昇り降りで強く痛む
- 痛みのある部分(膝下)が「ぽこっと出てくる」
- 正座やしゃがむ動作が難しい
- 膝を床につけるのがつらくなる
ここまでくると、子ども自身も痛みを我慢できなくなり、練習や試合への参加が困難になります。
しかも、無理に続けることで炎症が慢性化し、膝下の骨が変形して「出っ張り」として残ってしまうケースもあります。
痛みは出たり引いたりすることも
オスグッド病のやっかいな点は、「良くなったと思ってもすぐに再発する」ことがある点です。
- 試合前だけ痛み止めを使ってごまかす
- 休んで痛みが引いたからといって急に練習を再開する
こうした対応を繰り返すことで、根本の筋肉の硬さや使い方の癖が改善されず、再発や慢性化につながる可能性が高くなります。
こんなときは要注意!チェックリスト
以下の項目に2つ以上当てはまる場合は、一度専門家による評価を受けることをおすすめします
✅ 最近、急激に身長が伸びた
✅ 膝の下に軽く触れるだけでも痛がる
✅ スポーツ後によく膝をさする仕草がある
✅ 片足ケンケンやジャンプが痛くてできない
✅ ストレッチを嫌がる(太ももが張っている)
✅ 膝の下が腫れている/出っ張ってきた
お子さまの変化に早めに気づいてあげることが、
「痛みで好きなスポーツをあきらめる」ことを防ぐ第一歩です。
第5章 家庭でできる対処法とその限界
まずは“今できること”から始めましょう
お子さまがオスグッド病の兆候を訴えたとき、保護者として「何かしてあげたい」と思うのは自然なことです。
この章では、ご家庭でできるケアや注意点、そして家庭ケアだけでは難しいケースについてわかりやすくご紹介します。
1. 安静にする(練習を一時中止する)

オスグッド病の対処で最も基本的なのが「負担を減らすこと=安静」です。
症状が出ている状態で練習や試合を続けると、炎症が悪化し、回復までの期間が長引いてしまいます。
ただし、「まったく運動してはいけない」というわけではありません。
痛みのない範囲で “膝に負担をかけすぎないメニュー(例:上半身トレーニングやプールでの軽運動)” を選ぶことで、
体力を落とさずに過ごすことも可能です。
2. 冷やす(アイシング)

運動後や痛みが強いときには、膝下を10〜15分ほど氷で冷やすことで炎症を抑える効果があります。
冷却用のジェルパックや氷をタオルで包んであてる方法が一般的です。
⚠️注意:冷やしすぎは逆に血流を悪くして回復を遅らせることがあるため、
「痛みが強いとき・腫れている・熱感がある・赤くなっている」状況で使用するのがポイントです。
3. ストレッチ(特に太もも前側)

オスグッド病の原因でもある大腿四頭筋の緊張を緩めるストレッチは非常に効果的です。
特に、運動前後・入浴後に以下のようなストレッチを習慣づけると、症状の緩和が期待できます。
- 太もも前を伸ばすストレッチ(片足を持ち上げてお尻につける姿勢)
- ハムストリングス(太もも裏)の柔軟体操
- ふくらはぎや股関節まわりのストレッチ
お子さまが「ストレッチを痛がる」「嫌がる」場合は、無理をせず、少しずつ可動域を広げていくことが大切です。
4. 姿勢と歩き方の確認

オスグッド病の背景には、体の使い方や姿勢の癖が関係していることもあります。
たとえば、
- 猫背や反り腰
- 片足重心で立つ癖
- つま先を外に向けて歩く
こうした体のバランスの乱れが、結果的に膝への負担を増やしている可能性があります。
家庭で鏡の前で一緒に立って姿勢をチェックしてみるのもおすすめです。
5. 早く治したいからこそ知っておきたい「家庭ケアの限界」
ここまでご紹介した対処法は、あくまでも初期の軽症や一時的な痛みの緩和には効果的ですが、
以下のような場合には、家庭での対処では十分ではありません。
- 痛みが1週間以上続いている
- 出っ張りや腫れが大きくなってきた
- ストレッチをしても改善が見られない
- 運動をやめても痛みが引かない
- 何度も再発している
このようなときは、身体のバランスや筋肉の使い方に根本的な問題がある可能性が高く、
整形外科や整骨院などの専門機関での評価と対応が必要になります。
親が無理をさせないこと、日々のコンディショニングが最大のサポート
お子さま本人は「試合に出たい」「レギュラーを外れたくない」と思い、無理をしがちです。
そんなときこそ、親御さんが「休む勇気」を与える存在になってあげてください。
そして、ならないための「カラダ作り・コンディショニング」が大事になります。
「無理させなければもっと早く治ったのに…」
そんな後悔をしないためにも、日々のちょっとした変化を見逃さず、
必要なケアや相談先へつなげていくことが大切です。
第6章 部活やクラブ活動との両立はできる?
「休ませる」だけではない、親としての選択肢
オスグッド病と診断されたとき、多くの親御さんが直面するのが
「今の練習を休ませるべきか?」という悩みです。
本人は「試合に出たい」「レギュラーを外れたくない」と強く希望することが多く、
親としては無理をさせるべきではないと思いつつも、気持ちを尊重したいという葛藤があることでしょう。
この章では、オスグッド病と上手に付き合いながら、無理なく部活動やクラブ活動を続けるためのポイントをお伝えします。
原則、痛みが強い間は「運動の中止」が基本

オスグッド病は運動によって悪化する障害です。
したがって、痛みが強く出ている時期に無理に動き続けると、症状が進行し、
膝下の骨の変形や、慢性痛につながる可能性があります。
まずはしっかりと休養をとることで、炎症を抑えることが第一です。
特に以下のような症状がある場合は、原則として運動は禁止と考えましょう。
- 歩いているだけで痛みがある
- 階段の上り下りで痛みが出る
- ジャンプや片足立ちで強い違和感がある
- 夜間痛(寝ていてもズキズキする)
この期間は、患部を休ませつつ、上半身のトレーニングや柔軟性アップなど、
他の面のトレーニングに目を向ける良い機会と考えることもできます。
痛みが軽減すれば「運動の一部再開」も可能

オスグッド病は、痛みが完全に消えるまで完全休止が必要な障害ではありません。
炎症が落ち着き、痛みが軽減してきたら、整骨院や専門家の指導のもとで運動の一部を再開することが可能です。
以下のような運動調整がよく行われます。
- ランニングやジャンプを控え、パスや軽いプレーのみ行う
- 実践練習は避けて、個人メニュー中心に調整する
- テーピングやサポーターを使用して膝を保護する
- トレーニング前後に必ずストレッチやアイシングを取り入れる
「痛みが出ない動き」を確認しながら段階的に復帰することで、再発のリスクを下げながら活動を継続することができます。
チームとの連携がカギ

お子さまの所属する部活動やクラブチームの指導者と連携をとることも大切です。
最近では、指導者側も成長期のスポーツ障害について理解のあるケースが増えていますが、
中には「根性で治す」といった古い価値観が残っている環境もあります。
そのため、保護者が、
- 「医療機関でオスグッドと診断されたこと」
- 「今はどのようなケアが必要なのか」
- 「いつから、どの範囲で復帰できそうか」
といった情報を具体的に伝えることで、無理のない練習計画を一緒に考えてもらうことができるようになります。
「続けられる環境」を作るのが大人の役割
オスグッド病は「一度発症したらもう運動できない」という病気ではありません。
適切な知識と対応があれば、スポーツを継続しながら治すことも十分に可能です。
親御さんにできることは、
- 無理をさせない勇気を持つ
- 子どもの気持ちを否定せず寄り添う
- 状況を正しく理解してもらえるように周囲と連携を取る
この3つを意識していくことで、
お子さまが「我慢」や「無理」ではなく、「安心」してスポーツに取り組める環境が整っていきます。
第7章 医療機関と整骨院の役割の違い
どこに相談すべき?保護者の迷いを解消します
お子さまの膝の痛みが長引いていたり、「オスグッド病かも?」と思ったとき、保護者の方の多くが迷うのが次のような点です。
- 「まず病院(整形外科)に行くべき?」
- 「整骨院でも診てもらえるの?」
- 「どちらに通うのが早く治るの?」
この章では、整形外科と整骨院、それぞれの役割や違いを整理しながら、親御さんが判断しやすくなるようにご説明いたします。
整形外科(医療機関)の主な役割

整形外科では、レントゲンやMRIなどを用いて画像診断を行い、骨や関節の異常を医学的に診断することができます。
また、必要に応じて痛み止めの処方や湿布の処方が受けられるのも、医療機関ならではの特徴です。
【整形外科が向いているケース】
- 骨折や靭帯損傷の可能性がある場合
- 痛みが強く、夜も眠れない場合
- 他の病気や成長障害との見分けが必要な場合
- レントゲンなどによる明確な診断を受けたい場合
診断をしっかり受けたうえで、「保存療法(安静や運動制限)」という形での対応が主となります。
整骨院(接骨院)の主な役割

整骨院は、手技療法・物理療法(電気・超音波など)・運動指導などを通じて、
日常生活やスポーツ活動に支障をきたす筋肉や関節の不調を整える場所です。
医療機関とは異なり、画像診断はできませんが、筋肉の硬さや使い方のクセ、姿勢や身体のバランスの調整に長けているのが特徴です。
【整骨院が向いているケース】
- オスグッドと診断されたが、痛みが続いている
- ストレッチやセルフケアだけでは改善しない
- 筋肉のバランスや使い方に問題がある
- スポーツを続けながらケアしていきたい
- 一人ひとりに合わせたサポートを受けたい
また、当院「みらい鍼灸整骨院」のように、スポーツ障害に特化した施術を行っている整骨院では、
スポーツ復帰を目指すための具体的なプログラムも提案可能です。
整形外科+整骨院の併用もおすすめ
実際には、「まず整形外科で診断を受け、その後のケアを整骨院で行う」
というように、役割を分けて併用する方法が最も効果的な場合も多くあります。
たとえば、
- 整形外科でオスグッド病と診断される
- 医師の指示で安静とセルフケアを開始
- 状態が安定してきたら整骨院で施術や姿勢調整を受ける
- スポーツ復帰に向けて段階的にサポート
というように、それぞれの専門性を活かすことで、安心かつ効率的に症状を改善できるのです。
※当院の“オスグッド専門施術メニュー”は自費診療となります。
判断に迷ったときは…

保護者の方が「まずどこに行くべきか分からない」と感じたときは、
お気軽に整骨院に相談していただいて問題ありません。
当院でも、状態によっては整形外科での受診をおすすめするケースがありますし、必要があれば医療機関との連携も可能です。
無理に一つに決める必要はありません。
大切なのは、お子さまの症状や状態に応じて、適切なサポート体制を整えることです。
第8章 みらい鍼灸整骨院の取り組みと実際の症例紹介
スポーツ障害に特化した当院のサポート体制
「みらい鍼灸整骨院」では、成長期のスポーツ障害、特にオスグッド病に対して、
お子さまと親御さん双方の不安に寄り添いながら、専門的なケアを行っています。
1. 初回カウンセリングと評価

まずは、お子さまの症状や生活状況、スポーツ歴を詳しくお聞きし、膝の状態を丁寧に確認します。
痛みの出る動き、膝の腫れ、筋肉の硬さや柔軟性、姿勢のクセなどを評価します。
特に“カラダの使い方”をチェックし、正しく動かせているのかを評価します。
上記項目からオスグッド病の状態を正確に把握したうえで、最適な施術プランを立てます。
2. 手技療法と物理療法の組み合わせ

当院では、膝周辺の筋肉の硬さをほぐし、血流を促進する手技療法を基本とし、
超音波療法などの物理療法を組み合わせることで、炎症の軽減と回復促進を図ります。
3. 姿勢・動作指導とセルフコンディションの提案

膝の痛みの原因の一つに、姿勢やカラダの使い方のクセがあるため、
日常生活やスポーツ時の姿勢指導も重視しています。
また、ご家庭でできるストレッチやアイシング、練習時の注意点をわかりやすく伝えます。
そして、改善していくために重要なセルフコンディションを、徹底してお伝えします。
4. スポーツ復帰までの段階的サポート

痛みが落ち着いてきたら、徐々に運動を再開できるよう、段階的にサポートします。
テーピングやサポーターの活用、筋力トレーニングの指導も行い、再発防止にも力を入れています。
5. 実際の症例紹介
症例A:中学2年生 男子バスケットボール選手

- 症状:膝下の痛みと腫れ、ジャンプ時の強い違和感
- 施術内容:手技療法+カラダの使い方チェック+セルフコンディション指導
- 結果:3ヶ月で痛みがほぼ消失し、部活動に復帰。再発もなく継続してケア中。
症例B:小学6年生 男子サッカー選手

- 症状:膝の痛みが強く、練習を続けられない状態
- 施術内容:超音波治療+ストレッチ指導+姿勢改善調整
- 結果:2ヶ月で痛み軽減、本人の希望に合わせて段階的に運動再開。
6. 親御さんからの声

「痛みの原因や治療方針を丁寧に説明してくれたので安心できました」
「自宅でできるケアを具体的に教えてもらい、親子で取り組めたのが良かったです」
「子どもの練習再開に向けて、無理のないプランを一緒に考えてもらえました」
お子さまの成長期に起こるスポーツ障害は、適切なケアと環境づくりが何より大切です。
みらい鍼灸整骨院は、皆さまの未来をサポートするパートナーとして、全力で支えてまいります。
第9章 日常生活で気をつけたいポイント
オスグッド病の症状を悪化させないためにできること
オスグッド病の回復や再発防止には、スポーツでのケアだけでなく、
日常生活の中でのちょっとした意識や工夫も大きな役割を果たします。
この章では、親御さんが気をつけてあげられるポイントをわかりやすく解説します。
1. 正しい姿勢を意識する

膝にかかる負担は、姿勢の良し悪しによって大きく変わります。
座っているときや立っているときに、足を組んだり、片足重心になったりしないよう注意しましょう。
特に成長期は骨や筋肉が柔らかいため、姿勢のクセが膝の痛みにつながることがあります。
親子で姿勢チェックを習慣にすると良いでしょう。
2. ストレッチと柔軟体操を取り入れる

太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなると、膝下の骨に負担がかかりやすくなります。
毎日、運動前後に軽いストレッチや柔軟体操を行うことで、筋肉の柔軟性を保つことができます。
お子さまが嫌がらないよう、短時間で無理のない範囲で続けることが大切です。
3. 適切な靴を履くこと

運動だけでなく、普段履く靴も膝への影響を左右します。
底がすり減っていないか、足に合ったサイズかをチェックし、必要に応じて新しい靴に替えてあげましょう。
また、インソール(中敷き)で足のアーチをサポートすることも、膝への負担軽減につながります。
4. 体重管理、栄養バランスに注意を!

成長期でも、過度の体重増加は膝への負担を増やします。
バランスの良い食事と適度な運動で、健康的な体重を維持することが大切です。
栄養バランスを整えることは、ケガの回復力を高めるためにも役立ちます。
5. 痛みを感じたら早めに対処する

膝に痛みを感じたら、無理せず休ませてください。
痛みを我慢して動き続けると、症状が悪化し回復が長引く可能性があります。
痛みが続く場合は、専門家の診断を受けることをおすすめします。
6. 親子でコミュニケーションを大切に

お子さまの体の状態や気持ちを理解するためには、普段からのコミュニケーションが欠かせません。
痛みの有無だけでなく、練習の疲れやストレスについても気軽に話せる環境を作りましょう。
日常生活でのこれらのポイントを意識しながら、お子さまのオスグッド病の回復をサポートしていきましょう。
何か気になることがあれば、いつでも「みらい鍼灸整骨院」にご相談ください。
第10章 まとめと今後の予防について
お子さまの未来のために、できることを積み重ねる
オスグッド病は、成長期のスポーツ選手に多く見られる膝のトラブルですが、
正しい知識とケアがあれば、適切に治療しながらスポーツを続けることができます。
オスグッド病のポイントおさらい

- 成長期の膝の骨の一部が負担で炎症を起こすスポーツ障害
- 運動のやり過ぎや筋肉の硬さが主な原因
- 痛みが強いときは運動を休み、炎症を抑えることが大切
- 痛みが和らいだら段階的に運動を再開できる
- 姿勢や筋肉のバランス改善、セルフケアが重要
親御さんとしてできること

- お子さまの症状をよく観察し、無理をさせない
- 専門家(整形外科や整骨院)に早めに相談する
- 日常生活で姿勢や柔軟性、体重管理に気を配る
- お子さまの気持ちに寄り添い、安心できる環境を作る
今後の予防に向けて

オスグッド病は、一度治っても再発することがあります。
そのため、普段から次のことに注意して予防していくことが大切です。
- 運動前後のストレッチを習慣化する
- 筋肉のバランスを整えるトレーニングを取り入れる
- 適度な休息を確保し、疲労をためない
- 成長に合わせてトレーニング内容を見直す
- 良い姿勢と正しい動作を意識する
みらい鍼灸整骨院からのメッセージ
みらい鍼灸整骨院は、成長期のお子さまのスポーツ障害に特化し、
「思いっきりスポーツが出来るカラダ!」を取り戻すお手伝いをしています。
お子さまの将来の可能性を広げるために、痛みや違和感を感じたら早めにご相談ください。
親御さんと一緒に、最適なケアプランを考え、安心してスポーツに取り組める環境作りをサポートします。
著者 Writer

- 院長・柔道整復師
中林 龍祐(ナカバヤシ リュウスケ) - 生年月日:1991年2月18日
血液型:A型
出身:岡山県
趣味:音楽鑑賞 ガンプラ作成
得意な施術:姿勢矯正 腰痛
※院長を指名の場合は別途550円(税込)かかります。
ご来院される皆様へ一言:
皆様の悩みを解決して、なりたい健康(カラダ)に向けて進んで行きましょう!
(院長挨拶はこちらから)
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